OSINT
ウクライナが国内を通過するガスパイプラインの契約を、ロシアのガス会社との既存条件での更新を拒否。
ウクライナはパイプライン使用料を受取れる反面、ロシア産天然ガスが自国を通過することによりその販売金額が自国との戦争の経費に使われてしまうというジレンマがあったため
結局、ウクライナの示した条件での決着を良しとせず、ロシア側でガスパイプの元栓を締めたため、ロシア産天然ガスを格安で受け取りその差額で私腹を肥やしていたスロバキア首相がロシアに何とかしてくれ,,,と駆け込み、その後、所在不明。
スロバキア首相は国民に向けTV放送に出演しましたが、そのバックに写っていた調度品等から滞在地が判明。
ベトナムハノイのカペラホテルとのこと。
カペラホテルと聞いて、そんなホテルあったかな?
Googleマップで調べるとハノイホアンキエム湖の近くで、私が日々、散歩をしていた辺り
私の頃にもあった建物ですが、当時はデパートとして使われていたと記憶しています。
居所を突き止めたのは、OSINT、オシント。
Open Source Intelligence(オープンソースインテリジェンス)
OSINTは一般に公開されている情報を収集分析して活用する手法とされています。国家安全保障や軍事・諜報活動、サイバーセキュリティ、マーケティング、法執行、ジャーナリズム、教育機関向けの研究など、さまざまな分野で活用,,,とのこと。
いわゆる諜報機関を各国は持っていますが、ひところでいえばネットオタクの人たちですが、自宅パソコンでチャチャッと国家機密的な情報を得てしまう世の中なのですね
ちなみにベトナムはどちらかというと反中国の国なので、日本とは友好関係にあります。ただし、どこの国と一番深い関係を築いているかというとロシアです。
私がベトナムに駐在していた時も、「日本との関係はベトナムとしては大切にしたいが、第一はロシアとの関係だ,,,」と何度も政府要人の方が言っていました。
ベトナム戦争で勝利したベトナムですが、勢いに乗って隣国のカンボジアに侵攻してしまいました,,,これにより世界各国から経済制裁を受けています。その前年、ベトナム戦争のときには多大な援助を得ていた中国とも中越戦争をしており、ベトナムは四面楚歌でした。
その時に唯一、ベトナムにすり寄ったのが旧ソ連であり、ハノイの街の中にはソビエト連邦が立てたモニュメント、劇場などが多くあり、当時の若きエリートはこぞってソ連に留学して、そういった人脈が私がハノイに駐在した10年前も脈々と生きていました。ベトナム人の気質は中国人と共通しており、困った時に助けてくれた人は大切にしたいと思うようです。
スロバキアの首相がなぜベトナムハノイにいるかは不明ですが、スロバキアも旧ソ連のもとにあった国ですから、いろいろな人脈や共通する話題があるのでしょう、、、


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