大きな星雲を撮る設定/月も観たい
昨晩までΦ140㎜望遠鏡でカメラのセンサーもちょっと小ぶりのものを使用していたので、大ぶりの星雲が入りきりません。
そこで口径はΦ103㎜と小さ目になりますが、焦点距離が785㎜ ⇒ 420㎜となり、かつ天体カメラもAPS-Cサイズと大きめのセンサーに付け替えました。
これでほぼ要求水準は満たすハズ。
上に付けたのは「首が振れる」ガイド鏡。
通常ガイド鏡の方向は主鏡と同一方向に向くように設定されていますが、観る方向によってはガイド鏡が星を捕まえにくい場合もあります。
そのような際にも首を振れば、ガイド鏡が基準となる星を探しやすくなります。
ちなみにΦ140㎜が13㎏程度でありこのΦ103㎜は6㎏程度なので、ずい分と扱いやすくもなります。
月の観望用には、本来であればΦ103㎜の方が色消し効果が高いので月を観るにはふさわしいのですが、上掲のように星雲用に組み換えたので月の観望はこちらで。
双眼装置を入れ込んだΦ102㎜鏡筒。
月の仰角は高いので、天頂ミラーを使って90°曲げています。
双眼装置と天頂ミラーを入れると20㎝ほど接眼鏡の位置がセットバックするため通常だとピントが合いません。
Φ103㎜は鏡筒を切り詰めることができ、2枚目の写真も鏡筒を短くしたもの。
このΦ102㎜はそのような芸当は出来ないので、双眼装置の前に補正レンズを入れ込んで対応しています。
ただこうすると倍率が上がってしまうので、全体像が見えるかどうかは現物を見てのお楽しみ,,,
月の撮影も同時に行いたいので、この場合は前夜から引続きΦ140㎜を使い、結局のところ赤道儀を2台並べて、1台は眼視で他1台は写真撮影という体制になりそうです。



このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。