タイでも地酒?
コミュニティリカー法,,,村落規模で独自の酒を蒸留しようという法律が可決
現状だけ言うと大規模かつ地方財閥系のメーカーが大規模な蒸留所を経営して寡占状態なので、小規模メーカーの設立が可能となるように法的に支援しようというもの。
記事では「地元農産物生産を支援し、より多くの雇用を創出する」としていますが、これはコロナの末期に成立した大麻自由化と同じ流れです。
大麻の場合は大麻を自由化したおかけで、海外産の安い大麻が流入し、それまで細々大麻を生産していた農家は大打撃,,,だからいま大麻を再禁止する動きが出ています。
現状、農家としては原材料を生産しても大手メーカーに買いたたかれるだけなので、面白みがない。自分たちの村落レベルで蒸留所ができればそちらへの販路も開かれ、価格の自由化が進むからよし、というもの、
ただし日本の例を見ても、地方レベルで地酒メーカーができても、旨い、独自性特色があるかもしれませんが、酒の価格は上昇します。それにタイ人が耐えられるかですね、、、
例えばパタヤは夜の街ですが、消費されているアルコールはビールです。蒸留酒ではありません。
上掲写真の左の方にモザイク入りで並んでいるのが蒸留酒で、タイ人のどちらかという労働者/貧民に属する人たちが消費しているものです。
なぜこれを飲んでいるかといえば安いからです。
酒の種類も蒸留酒、すなわち焼酎の類で、日本でいえば工業用アルコールを酒として飲んでいるのに近い部類です。
村レベルの蒸留所ができたとして、値段で工業用アルコールには勝てないですよね。
上掲法律は、農民のための法律なわけですが、さて、タイで地酒ブームが巻き起こるか,,,

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