タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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プラハ、ヴルタヴァに架かる橋

 Czech Republicについての記事でちょっと気になった橋の写真がありました。
 アーチ側面が白と黒でダンダラ模様になっていて、これは何なのだろう?と。 

 Googleマップで調べてみると、橋の名前は「Most Legií」。チェコ語で橋をMostというようで、英語だとLegion Bridgeとなるようです。1901年に完成した橋。
 写真を見てわかるようにアーチ側面の石を凸凹に配置しています。表面仕上げや原石の色も違うようで、120年近くたった今、ダンダラに見えています。アーチがつながっていないようで安定感に欠ける感じがしますが、建設当時は別の印象を与えていたのでしょうか?

 チェコと言えばスメタナのわが祖国モルダウ(川)だろ、、、と思ったものの、原語を優先するのでモルダウではなくヴルタヴァ。
 思いを新たにチェコの首都プラハのヴルタヴァ川に架かる橋をGoogleマップで観光することに。


 下流側(地図上部)から見ていくと、最初の高速道路は色が灰色表示になっています。川の下も含め相当程度の距離がトンネル構造になっているようです(赤い矢印)。河川の分流部で橋脚を立てられなかったとか、土地利用とか条件があったのでしょうが、橋好きの立場からすると何で?という思いはあります。 

Troja bridgeです。2014年完成、橋長262m。

 アーチ一つでヴルタヴァ川を一跨ぎしています。両側に車道と歩道があり、アーチの中にも鉄道が2条通っています。プラハでは最新で、最も大規模な橋です。

 鉄道は路面電車ですが架線が見えません。銀座線のように地面に送電用レールがあるのかもしれませんが、漏電してケーブルがバカになる恐れは?と、ちょっと心配してしまいます。
 アーチの手前側にヒンジが見えます。単純アーチなのでどこかにヒンジが必要なのでしょうが、ここに入れるの?っていう感じです。

Hlávka's Bridgeです。1911年完成。
 コンクリートアーチですが、アーチの根元が透けて見えます。構造的にはこれでよさそうですが、見た目はどうなんでしょう。

Štefanik Bridgeです。1951年完成。
 スレンダーなコンクリートアーチですね。幅員が広いのでアーチを三つ並べているようです。想像するに、第2次世界大戦でチェコは疲弊し、材料最小で特殊な材料の要らないコンクリートアーチが選ばれたのでは、、、と。ドイツなんかも同じ感じです。

Čechův Bridgeです。1908年完成。時代の橋ですね。 

Charles Bridgeです。名前がチャールズ橋という、なんか西洋にはどこにでもありそうな橋ですが、wikifでしらべると、このプラハのチャールズ橋が最初に出てきます。
 1357年から作られ始め、1400年代の初頭に完成したとのこと。日本だと室町時代。クラシカルな西洋の橋ではあります。

Palackého Bridgeです。1868年完成。冒頭のLegion Bridgeと同形式ですが、30年以上古い橋なので、橋脚がたくさん入っています。第二次世界大戦で破壊され再建されたとのこと。