昨晩の成果
このところΦ200㎜望遠鏡を組んでPM2.5 の空に挑んでいましたが、やっぱりちょっと無理があるみたい。空が悪い時には小口径で見た方が視野が広くて導入が楽で、粗が小さくなって見やすい画像になりそう,,,
午前零時半起床で後始末含め3時半撤収,,,
3天体撮って雲が出たようで、ω星団をちゃんと導入できているのですが、30秒かけても星が出てこず、空を見渡すとPM2.5とは別に白っぽいものが浮いているのでダメだ,,,
Φ72㎜の使いなれた小鏡筒。いつものように2㎞先のコンドミニアムでピント調整。
日本一時帰国からこの方、持ち帰った新しいフィルターの使い勝手を調べているところ
このフィルターの特徴は赤外域の光とHαなどの輝線スペクトルを透過するというもの
オリオン大星雲
この星雲単体だと輝線スペクトルを透過する従来からのフィルターでOKなのですが、これに赤外域の光を加えたらどうなるか,,,というもの
この星雲の左側に「ランニングマン星雲」があるはずなのですが、写っていません。
ランニングマン星雲は反射星雲と呼ばれるもので、近く星に照らされた分子雲が光っているもの。これが赤外透過でどうなるかを見たかったわけですが、全然見えていませんね,,
これ後から考えると当たり前のことで、分子雲は薄い水素分子の雲なので、核融合などが行われていないため熱量が足りず、結果赤外線を発していないので見えない,,,ということ。
こちらはバラ星雲です。本来であれば赤くバラの花が咲いている,,,ハズ。
新しいフィルターは赤外線透過がメインで、プラスアルファとして輝線スペクトルも通すというもの。
バラ星雲は分子雲なので熱量が足りないため赤外線はわずかしか発していないので赤外透過の特性を生かせません。
対してバラ星雲はHαは出しているものの、フィルターはこれを選択透過する能力が劣っているので他の光と混じって赤く見えない
単純に言うと、フィルターの使用対象としては不適切,,,
左上にM46があり、右下にNGC2422です。
面白みのない写真です。
赤外で写真を撮ると、星は白が強調されます,,,もともと赤外は色を持たないので。
散開星団みたいな星の色を楽しむ対象には不向きのようです
M46の中の惑星状星雲NGC2438はかろうじて写っています




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