タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

光害地パタヤと空の暗いチェンマイとの比較

りょうけん座 M51子持ち銀河とおとめ座M104 ソンブレロ銀河での比較。


1枚目がチェンライで可視光で撮影したも
2枚目はパタヤで赤外線で撮影したもの
露出時間はともに1時間。

 前者は目で見える光、後者は目で見えない赤外線ですが、境界域のHα線(656.3nm)は両者透過しています。

M51だと見た目前者が圧倒していますが、M104はそれほどの違いはなさそうです。

りょうけん座 M51子持ち銀河

チェンライで撮影、可視光透過フィルター
Φ10センチでこれだけ写るのならまあいいかという感じです

 こういう上下方向から見たものをフェイスオン銀河といいます。

 細密構造が見えるので、可視光で撮ると色の情報が取れるので良くは見えます。

りょうけん座 M51子持ち銀河

可視光をカットし赤外線を透過するフィルターで撮影。
惜しむらくはちょっとピントが甘い,,,


赤外線はモノクロの世界なので、コントラストのみで構造を分明するので細部が見える対象だとちょっときついかなとは思います

 これは1時間露出ですが、2時間でも5時間でも時間をかければよりクリアになるはずですし、パタヤなら口径20㎝も扱えるので、やりがいがあるかなとも

おとめ座M104 ソンブレロ銀河

可視光での撮影
チェンライでの撮影


まあこんなものかと。

同じくパタヤでの赤外線透過フィルターでの撮影。
見た目あまり変わらないですよね。
 これも時間をかければ、中央の黒い線がよりはっきりするはずですし、これだけ見ればチェンライまで苦労していく必要もないかな、、、と。

 こういう横から見た銀河をエッジオン銀河といいますが、このタイプの場合は大差がないみたいです。


++++

 チェンライまで行って撮り直すことは少なくとも今シーズンはないのですが、パタヤで露出時間をより長くしたり、フィルターを換えてみて、チェンライに追いつけるのかどうかを検証したいと思っています。


 パタヤだったら旅費は不要ですし、これら写真は口径10センチで撮影しているので、当然のことパタヤなら14㎝屈折とか20㎝シュミットカセグレンでの撮影もできますので、努力が報われそうな感じもあります