タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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元ヤクザ/日本人詐欺グループリーダーの逮捕

 1本で2つの記事、ともに日本人詐欺グループに関するもの。


   タイ警察は暴行、詐欺、窃盗、組織犯罪処罰法違反などの容疑で指名手配されていた47歳の日本人容疑者をバンコクのサトーン地区にある自宅前で逮捕した。


   またタイ警察は日本の詐欺グループのリーダーを逮捕し、日本大使館と協力してコールセンター詐欺の被害者である日本人2人を救出した。


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 タイの日本大使館が入国管理局に情報を提供し、暴行、詐欺、窃盗、組織犯罪処罰法違反などの容疑で日本で指名手配されていた「山口」という名の47歳の日本人容疑者の逮捕を要請していたことが明らかになった。

   日本大使館はタイでの居住許可の取り消しと日本への強制送還も要請した。


 山口容疑者はかつて日本のヤクザ組織の一員だったが、その後カンボジアとベトナムで日本人を狙う詐欺集団のリーダーになったことが判明した。彼はタイを頻繁に出入りし、バンコクのサトーン地区に月額18万バーツ(5,340ドル)以上の高級マンションを借りていた。


 彼はまた、2024年に高級美術品を扱う「ラストサムライジャパン」という会社を設立した。取引に英語が使われていたため、同社は世界規模で事業を展開することができ、マネーロンダリングに利用されていた疑いが浮上した。


 警察は十分な証拠を集めた後、サトーンの自宅で山口氏を逮捕し、居住許可が取り消されたことを伝えた。法的手続きが開始され、日本当局と引き渡しを調整するために入国管理局拘置所に移送された。


 警察はサトーンにある山口容疑者の借家に対する捜索令状を取得し、そこで他の日本人4人を発見した。身元調査の結果、彼らには日本で犯罪歴があり、ラストサムライジャパン社と関係がある可能性が高いことが判明した。当局はまた、デジタルウォレット内に3000万バーツ(89万ドル)相当の資産を発見しており、現在さらなる捜査を行っている。


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 別の事件では、タイ当局は窃盗容疑で日本で指名手配されていた宮下容疑者(36歳)を追跡逮捕し日本当局に協力した。タイ政府が近隣諸国のコールセンター詐欺を取り締まった結果、宮下氏は地元民兵グループに捕らえられ、その後タイ当局に引き渡された。


 宮下容疑者は、コールセンター詐欺の金融コンサルタントとして働くために2025年1月にカンボジアに入国したと供述した。彼は現在、タイの移民法に基づき訴追されている。


 タイ警察はまた、詐欺の被害者である2人の日本人、ヤジさん(22歳)とイシカワさん(47歳)の救出にも協力した。この事件は、ミャンマーに誘い出され、タイ当局が今年初めに救出を支援した16歳の日本人少年に関係していた。


 ヤジ容疑者とイシカワ容疑者はカンボジアに不法入国し、詐欺行為に関与する日本人約10人のグループに加わっていた。タイ当局は日本当局と連携し、被害者2人が無事に日本に帰国できるよう手続きを進めており、今後さらなる調査が行われる予定だ。