チャオプラヤに架かる橋①
中央径間が跳ね橋形式であったものを、繋いだもの。
巨大な橋名板が、橋詰の親柱に掲げてあります。
サパン・プラプット・ヨートファーと読めます。プラプットは仏様という意味なので、タイ人は前半だけを取って、仏様の橋と呼んでいるようです。ヨートファーは意味不明。
下は、ポーソー・ソンパン・シーローイ・ジェッシップ・ハー、、、仏暦2475年とあります。西暦に直すと1932年となります。
中央併合部を見ようと下に回り込みましたが、よく見えません。
跳ね橋を先端部で繋ぐと、下側に引っ張りが生じるので、それに対する補強を行っているようには見えますが、どれが旧材でどこが新材なのかわかりません。
一般道なのでちゃんとした歩道もあり、チャオプラヤの泥水を見ながら、渡ります。
中央径間を見たところ。歩道部でトラス弦材の根元がコンクリートで埋められていますが、水が溜まりやすく乾燥しにくい状況になり、部材破断に至った橋も日本にはあり、どうなのかなという感じはあります。
手前が頭の丸いリベット、奥の方が六角形のボルト。左側の部材は新材だと思いますが、旧材に倣ってアングルをボルトで縫ってフランジにしていますが、何でこんなことしたのか不明、、、溶接で構成した部材を現地で接合すれば、より軽くできたように思えます。
路面を構成するコンクリート床版は作り直したようです、、というか、この縦桁は溶接部材ですから新材ですね。建設当初の床組み構造がどのようなものであったか不明ですが、現代風なものに作り替えられています。
最初見た時、山形鋼を作るときに入れた鋼材メーカーの刻印かと思いました。ネットで検索するとDORMAN ILOG &CO LTDという英国の橋梁メーカーでした。トラス縦材の同じ高さの位置に数か所ありましたから、高さを合わせて、入れたものだとは思います。
よく見ると文字が盛り上がっていますが、どうやって盛ったかは不明。
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