タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ㉛
以前、Vanishing Babgkokという本で紹介した橋です。
100年市場と呼ばれる一種の観光地の中に架かる橋です。運河を開削したのが華僑と呼ばれる中国人系の人たちで、運河に宿駅を設け市場が出来ました。運河が舟運の役目を終えた今でも、この子孫たちが運河沿いに住んでいて、市場としての機能は残っていて、今は観光地としても再生されつつあります。
まず運河ありきで市場ができた関係で、運河の両側に市場が連なって出ていています。しかし、現代は車の時代なので国道側からのアクセスが主となり、逆にいえばこういった運河に架かる橋の役割は大きくなっています。
中央支間には方杖が設置されていて、この方杖は見た目細そうですが、角パイプなので大丈夫なのでしょう。方杖で橋脚は押し込まれますが、その力を背面側の橋脚にも負担させようとして、側径間部は2重橋構造になっています。
この橋の特徴として、手すりが「斜めのはしご状」であることです。写真を拡大して確認すると竹が用いられているようです。ところどころ節が見えます。
中央径間の主桁は背の低い鋼製トラスです。角パイプで組まれています。
床は木の板を並べているだけですが、見た目、無造作ですね。
右手に扉があります、、、観光客がいない夜は、閉められるのかもしれません。
歩道は真ん中が平らになっていて、左右に凸上のステップがあります。歩幅が合わないので、意外に上りづらいです。
支間中央部に東屋というか涼み場所があります。暑い熱帯では日陰が何よりです。また存外、川風があるので、くつろぐ場所としては良い場所です。「LOVE」と♡マークがぶら下げてあり、インスタ対応にもなっています。
川沿いはこんな感じです。一応水に浸からないように、高床式になっており、板の隙間から下をのぞくと水面が見えます。川沿いは「廊下」になっていて、バイクも走ります。この背面側にも家屋が広がっている場合もあり、橋でつながっています。
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