タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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COVID19下の シェークスピア劇を見る

 学生時代、歌舞伎座と国立劇場に月に2回づつ通って、歌舞伎を楽しんでいた小生にとって、COVID19で歌舞伎がどうなるのか、心配でもあり、歌舞伎が変わっていかなければ生き残れないのだろう、、、と思います。


 客側はマスク着用、席間隔を開けるなどすれば、興行的にOKかどうかは別として条件をクリアできるかもしれませんが、歌舞伎でマスクを付けたり、フェイスシールドで良しとするのかというと、、、どうもね。


 もともと、歌舞伎には3要素というものがあって、古来、声、振り、顔という順序だったようです。男が女の振りをするわけですから、どんなに化粧しても男は男なので、顔の順番は低く、第一は、劇場全体に朗々と響く声がよいこと。第二は暗い劇場内でも切れの良い所作を見せることが求められました、、、、


 マスクをしたりフェイスシールドで、歌舞伎が演じられるかと言われれば、単純にいえば無理なんでしょうね。無観客で映像を取り、それを切り売りするという案もありますが、ある1日、着飾って劇場に出かけ、友人と語り、仕出し料理を食べ、など一連を楽しむというのが、江戸時代以来の歌舞伎の楽しみ方だったわけで、自宅の居間でTVを見るように歌舞伎を見ろと、往年の歌舞伎ファンに言えないでしょうね。


 小生は、YouTubeで公開されている古い動画を見るだけで、満足ですけどね。 


 では、同じような古典芸能で、シェークスピア劇は、今どうなっているのか?という話題。

As You Like It (FSC Theatre performance)
マスク着用でのシェークスピア劇です。
 もともとこの劇、現代の服装で演じているもので、時代考証的な要素は全くないものなので、マスク着用も違和感がありません。小生の楽しみ方として、演者の振りとか表情を見る方ではなく、シェークスピアの台本に書かれてある英語のみを聞き取ろうとしているので、演者の声さえクリアに聞こえれば、マスク付きでも全く問題なし、、、です。

AS YOU LIKE IT || WILLIAM SHAKESPEARE
ZOOM使ってのシェークスピア劇です。
 声だけでいいとはいえ、これは違和感たっぷりの劇ですね。楽しむ方法として、ZOOM画面が必要かどうかは、非常に疑問があります。バックグランドで声だけを聴いて楽しむというのがいいみたいです。