タイ国内旅行 25 パヤオ孔雀の旅 ⑧
ウィアンロー遺跡の中にある、Ing川を渡る吊り橋、สะพานแขวนบ้านเวียงลอ。
サパーン・クワン・バン・ウィアンロー(ウィアンロー村の吊り橋)。橋名はGoogleマップから取りましたが、多分、正式な橋の名前がわからなかったので、村の名前を付けただけかも。
Googleマップで計測すると支間長95mくらいの橋。
イメージとして吊り橋って建設費が高い、、感じがあります。
特にこんな感じの穏やかな川を見ると、橋脚を川の中に設置した方が安くなるのでは?と思ってしまいます。
でも、軽車両/人に限ってしまえば、意外とお安いのかな?とも。
タイ北部を巡っていると、小規模吊り橋がたくさんあり、わざわざ高価なものは作らないだろうとの、思いもあります。
ごく標準的な4段梯子のコンクリート主塔です。最下段のところに金属枠があり、もともとはここに橋名板が入っていたのでは?と推測します。
主塔は横から見たらAタイプですね。支間が広くなると四角い箱型になります。
手前に写っているのは橋際に整備された公園に降りるための竹橋。
「ひっきりなし」という表現が誠に妥当な感じで、付近の住民が通っていきます。
外来者から見ると橋の対岸側は遺跡しかないのですが、周辺は畑地で、耕作等で行き来しているようです。
橋って、本来こうあるべきですよね。日本の田舎だと、使われないような橋がいっぱいありますよね。まあもちろん、無ければ困るのでしょうが、橋は使われてナンボですから。
ケーブルアンカー部は露出しています。まあ、錆びますけど、状況が確認できますからね、、、それにしても油なり塗料を塗ってほしいものではあります。
こういうコンクリートの壊れ方を見ると、どのようにして、こうなったのか、ついつい考えてしまいます。
柱の根元を見ると特に損傷はなく、コンクリートの柱は構造体としてちゃんとしているわけです。
橋桁が温度変化で伸縮したり、桁が荷重で上下に振れたりして、すなわち何らかの外力でコンクートがコーン状に抜けたのか、、、はたまた、もともと施工がしっかりとしていなく、コンクリート構造としてお粗末なものだったのか、、、ここまでは初め思ったこと。
あとで推測するに、最初にコンクリート角柱を作り、後からパイプの通るところをハンマー等で欠いて、パイプを通し、モルタル等で後埋めした、、、のだと思います。施工手順的にいえば、型枠の細工が不要で作りやすいのかもしれませんが、日本でもそうですが、後埋め作業が単に雑だったのだろう、、、と。
ケーブルとの取合。標準的で、気になるのはクランプの数が少ないかなというだけ。
ハンガーの下側もごくごく標準的。
人もバイクも、橋面中央に敷いてある板の上を通ります。
小生、どうも苦手。最近は足がすくむようになりました。真ん中の板の上でも安心できません。
前回、1月に、この橋に来た時、遺跡を廻るためこの橋を利用しました。
バイク重量も含め200㎏以上はあるわけです。
今見れば、中央の走行帯幅は1mほどあり、なぜススッと走り抜けなかったのか疑問ですが、当時は怖くて怖くて、足をバイクのステップからおろして、ぶらりと垂れ下げ、転倒しそうになってもすぐに足をつけるようにしてゆっくりゆっくり走行。
後ろから地元のお兄ちゃんが来て、煽られ、やっとのことで対岸へ。お兄ちゃんは脇をすり抜けるとき、外国人風体を確認して笑って通り過ぎていきました。
弁解するわけではありませんが、今見ると、このハンガーケーブル、細いですね。道理で揺れるわけです、、、
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