タイ国内旅行 25 パヤオ孔雀の旅 ⑲
吊り橋① YOM川に架かる吊り橋。
これもハシゴ形状の主塔ですね。昨日見たプレー市内の吊り橋(1橋は廃橋、1橋は一部破損)と同じ形式です。
橋軸方向に動きやすい主塔形状ですから、吊り橋本来のケーブル以外に、主塔が倒れないように左右にケーブルを張っています。
初めて見ましたが、施錠されています。
人間だけだと、左側の枠をすり抜けて渡ることができます。
扉があるのはこちら側だけで、対岸側にはありません。
橋守のおじさんです。利用者は付近の人ばかりなのでしょう、、、
よく見ていなかったので、通行料を払うのかどうかまでは未確認。
利用者が来るとおじさんから鍵を借りて扉の南京錠を開錠、巻いてある鎖を解いて、バイクごと中へ。その後、人間用の枠から出て施錠、おじさんに鍵を返して、再び、枠から橋面へ、、、と。結構、面倒な手順です。
上記手順を踏んで、バイクで対岸へ、、、。
最近、自分の事を「高所恐怖症」と感じ始めている小生にとって、恐る恐る前に進みます。
バイクが通るのを確認してますし、実際5分に一台程度のバイク、自転車の通行があり、橋は「それなりに大丈夫」なのでしょうけど、なまじ橋を勉強している分、本当に怖い。
側面から見た遠景です。この写真だけだと、まあまあ普通の吊り橋。
1300㎜の望遠で見ると、、、歩廊が暴れています。
ざっくり見た感じ、特に部材が剥がれているなどは見られませんが、ウねっていますから、ハンガーケーブルが外れる程度の損傷はあるのでしょうね。
一見乱雑に見えますが、ともあれ、補修しているからこんな形になるわけでして。
手入れがなければ、板はきれいに揃っているかもしれませんが、割れたり釘が外れたりしています。、、、まあ考えようではありますが。
主塔側面に、橋名とか、建設年代が書かれていたものと思われますが、確認できません。
梁と柱の交点に三角形の割れが生じています。
このころの類例を見ると、当時は力の流れを緩和するような、このような三角形(ハンチ)は一般的ではありませんでした。
本来ハンチを設置するのなら、ハンチ筋という鉄筋を配置しないと無意味です。こんな感じに割れているということは、ハンチ筋がないのでしょうね、、、










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