マスク着用+罰金2万バーツと、ソフト夜間外出禁止令（外出自粛のお願い）をみると、タイ政府のしたたかさがわかります。

　ともに国民、県民に規制/負荷を加えるものですが、知事の裁量で各都県の状況に応じて公布されていきます。

　マスク着用義務と罰則2万バーツの各県ごとの決定､､､現時点で全国77都県のうち73都県が制定済み。

　こうやって見ると、まだ出していない、ラヨーン、メーホンソン、パヤオ(白抜きが一つ足りない？）の知事は何をやっているのだ？職務怠慢だろと見えるのが不思議なところ。

　ソフト夜間外出禁止令。夜間外出禁止令はカーフュと言われ、戒厳令とともに、軍事独裁政権が国民を締め付ける施策であるため、軍政経験の長いタイにとって、政権側としては公布したくないものです。

　ソフト夜間外出禁止令は、あくまでも自粛要請であり、強制力はなさそうなので、どういった使われ方がされるのか、実際のところはよくわかりません。

　現時点でソフト夜間外出禁止令が出ている県は全部で12県。この施策についても、今後じわじわと、全国に広まっていく感じがします。