御手長講
悪事はのぼる上の宮、岩本院で講中の、枕捜しも度重なり、『お手長講』と札付きに、とうとう島を追い出され、それから若衆の美人局、ここやかしこの寺島で、、、、
白波五人男の弁天小僧菊之助の名乗りから抜粋。
今朝、成田山新勝寺をいつものように鳥見探索していたところ、偶然見かけた石の柵。
「御手長講」とあります。
御手長講については、手が長い=スリ、窃盗という意味だろうと今まで思っていました。
「御手長講」でウェブ検索すると、千葉県内各所で「御手長講」が寄進した水桶等が現存
しているようです。講というからには、何人かが集まって「講中」をつくり、寺社詣でを
していたのでしょうね、、、それにしても手長とは、あまりいいイメージは浮かびません。
さらに「手長」で検索すると、
手長に、宮中の取次役の由来もあるようで、手長神社というのも何か所かあるようです。
「御手長講」の語源探求については、ここで行き止まりになりました。
先日亡くなった中村吉右衛門丈出演の、弁天娘女男白波「浜松屋見世先の場」を
改めて見直したところ。
弁天娘女男白浪 「浜松屋見世先の場」
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