タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

金星と天の川 メコン川越しにラオスを見る

 今は「冬」。
 だから、冬の銀河を見るのが当たり前だろう、、、と思うわけです。ということで、
 1月下旬、チャンタブリまで行って、カンボジア越しに冬の天の川銀河を見たわけです。


 ところがつい最近、私のSNSタイムラインに、「今だから夏の銀河」と題して、
 多くの夏の天の川銀河の作例が投稿されるようになっています。


 なぜ、多くの人が冬ではなくて夏の銀河をみるのか?
 なぜ、半年先の銀河を見ることができるのか?


 心理的には、「初物」と同じで、毎年同じものが出回るのだけれど、人より先に、
 見てみたい、写真を撮りたいという感覚ですね。


 今、冬の銀河は、午後7時ごろから東の空に見え、時間とともに天頂、西の空と、
 ほぼ一晩中見えます。


 一方、夏の銀河は午前3時ごろ東の空に顔を出し、順次、上に上がっていきます。
 ただし日の出時間が迫っているので、十分に上がり切る前に写真タイムは終了です。


 ということで、私も夏の天の川銀河の撮影。

たった2.5秒露光ですが、星々と天の川銀河(雲のように見える)が写っています。
中空に浮かぶのは金星で、メコン川に金星の光が柱状に写っています。


実際の光景は、対岸はポツポツと見えるか細い光があるだけで、黄土色に見えるラオスは
タイ側の光で照らされているだけ。
目視では真っ暗ですが、2.5秒の光が溜まるとこんな感じで明るくなります。

ホテルの並びにはこんな感じのレストラン。まあ、夜の7時でレストランとしては稼ぎ時。
外に出た段階で、「よし今晩は星でも撮るか、、、」と。

夜7段階の川岸の状況。ホテルの前の通りを渡ると整備されたメコン河岸です。
この状況だと星空撮影は厳しいですが、月があるので撮影開始は朝方4時ごろから。
多分午前零時ごろには河岸を歩く人も少なくなり、照明も消えるだろう、、、、と。

ホテル内で撮影機材のセッティング。
緯度で合わせる必要があり、ここは北緯16.9度。
ちなみにパタヤは12.9度。4度分も北に来た勘定。東京から八戸に来たのとほぼ同じ

こんな時間まで撮影していたわけではありませんが、ラオスから上る朝日。


結局、河岸の照明灯は消えることなく、コンクリート擁壁の裏側で、照明の直射を避けて
撮影したにはしましたが、結果は×××。


冒頭の写真は金星が水面に写っているのを撮るためのもので、星空撮影用ではありません。
星空撮影は星空撮影のために出かける必要があるみたいです。