タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

Prang Ku Bua Mat

Prangは塔という意味。Kuは古い。Bua Matは地名か、あるいはBuaは蓮という意であり、
周りを囲む池に蓮でも咲いているからか。

乾期の今も水がありますから、もともと自噴泉があったのでしょう。
貯水池として切広げて、掘削土を使って周りの土地を嵩上げしたようです。
興味深いのは、結果として寺院のある「中の島」の地盤高さが相対的に低くなっています

寺院の石組み。正面は正面の門、階段が見えます。
仏教あるいはクメールの宗教に全く関連のない、地元住民からのお供えが並んでいます。

タイではよくある風景ですが、ここは軍人さんフィギュアが多く並んでいました。
普通だと、ビルマとの戦いに貢献した軍鶏とか、ゾウとかが多いですけどね。

壁として完全に残っているのはここだけ。まあ、これが当初のままかは??ですけど。
上から2番目の岩は大きくて重そうです。こういった大掛かりな石の壁が作れるだけの
権力者が作った寺院であるわけです。

祠堂は半ば崩壊。煉瓦だとアーチ屋根が崩れると、通常はがれきの山になります。
後の世に積み直した可能性もあります。

入って左手に経蔵があるのが流儀です。
後の人が経蔵と言っていますけど、社務所みたいなものなのでしょう。
ただし大きな石を積み上げて壁にしていますので内空は狭く、
使い勝手は悪かったでしょうね。

祠堂の背面側、壁の一部を迫り出して、部屋を作っています。あまり類例はありません