地獄寺 Wat Thep Mongkhon
この地獄寺は、地獄の怖さを見せるというものではなく、現世での苦しみを見せているよ
うで、他とは違います。
地獄寺定番の閻魔様。普通だと、獄卒や書記が控え、正面には裁かれる人間がいますが、
この寺では閻魔様のみ。
手が長くて、手のひらも大きいのでピーだと思うのですが、体の色が肌色っぽいので死霊
のように見えません。ペアと考えれば女性と思われます。
男性のピー。こちらは死体のような色をしているので、ピーっぽい。下着が、日本のふん
どしのよう。あまり他事例を見ません。
地獄のようなものは、この釜茹でのみ。
「老人」と札に書かれています。深いコメントは避けますが、老人=病人=死のイメージ
でなんでしょうね。
出産の風景。これもこの情景を見て、どう考えるかですが、出産は新生児も母親も死と紙
一重だったのでしょうね。母親だと産後の肥立ちが悪い場合もあるのでしょうし。
コンターイ。死人という意味です。
地獄寺というと、誰も見たことのない地獄を、どちらかというと子供たちに見せるような
施設だと思います。この寺の地獄寺には他の寺院に実らえる「地獄」は少なく、現世での地
獄を見せています。
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