画角を確認
① M42 オリオン大星雲の場合
左:φ40㎜ 焦点距離180㎜、1/1.8センサー
中:φ102㎜ 焦点距離500㎜、フルサイズセンサー
右:φ40㎜ 焦点距離180㎜、フルサイズセンサー
いずれの望遠鏡/センサーサイズも画角に入っていて、見栄えは左が良さそうですが、
・フルサイズセンサーは1/1.8サイズセンサーの面積比9倍程度の大きさ
・φ102はφ40の6.5倍の集光力
であり、精緻さ、大きさで総合評価すれば、中のφ102/フルサイズセンサーの画像が一番よ
いはず。
ただし、現時点でフルサイズセンサーカメラはSony α1を所有しているのみで、赤い色の
元となっているHα領域の感度が悪いため、赤ではなく青っぽいオリオン大星雲になってし
まう可能性が高い状況。
ちなみに、右写真の画角をずらすと、オリオン三ツ星近くの馬頭星雲が同じ画角に入って
くるので、こういう広い構図を考えようとすると、φ40㎜の使い道が出てきます。
②アンドロメダ銀河の場合
左/中/右のφとセンサーサイズは上記同様。
左は画角に納まっていないので、検討対象外。
この場合も上記と同じ理由で、中のφ102/フルサイズセンサーの画像が一番よいはず。
なお、アンドロメダ銀河はオリオン大星雲と異なり、全領域の波長の光を発しており、天
体改造カメラの必要はありません。
③大マゼラン星雲の場合
左は画角から大外れなので、アプリも画像を出してくれません。
中も星雲周辺部が画角から切れており、写真としてはボツで、結局生き残るのは、
右:φ40㎜ 焦点距離180㎜、フルサイズセンサーの場合のみ。
また、大マゼラン星雲も系外銀河であるため、天体改造する必要はありません。
大マゼラン星雲を撮るためにはφ40㎜ 焦点距離180㎜が必須という結論。
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