タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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東大京大東工大一橋の今年の数学

 「数学」をSNSでフォローしているので、国公立入試があった当日の夕方から、受験会場
から戻って自分の受けた入試問題をSNSに投稿する記事が、タイムラインに乗りました。


 こういう現象は、他の受験項目である現代国語、英語、物理、化学、、、であまり見られな
いような気がします。数学という問題の特性なのか、数学に関心のある人の特性なのか?


 同時に、受験生や、受験業界関係者、私のような数学愛好家から、


 京大の数学で時間を余して完答した、、、とか。
 東工大第2問の整数問題はいい問題だ、、、とか。
 東大の問題の作り方がヘンだ、、、とか。


 など、受験の感想や、作問に対する評価などがタイムラインに投稿され、ちょっと時間が
経つと、自分なりの解答をSNSに投稿する人がいたり、いい問題についてはさっそく
Youtubeで解説動画が上がるなどしていました。


一橋大学2022整数問題


 今年は2022年に関する問題が東大京大一橋ででて、2022流行り。
 これは事前に予想されていて、2022=2×3×337で、337は素数なので問題が作り易かった
から? それをもろに使ったのが一橋で、式の左辺を見ると2と3しか出てこないので、明ら
かに、2022の素因数分解を前提としたことがわかります。


 個人的な感覚だと、
 東大:合格点をとるには相当慎重に数式を解いていく必要がある
 京大:基本的な問題が多いが、その分、解答の正確さが必要
 東工大:1問完答、あとは部分点で。


 一橋は文系数学ですがいつものように良問が多いです。
 ちなみに、なぜ文系の一橋の数学に良問が多いのか、、、と疑問に持つ人がいるかもしれません。上記下側の鈴木貫太郎さんのYoutubeを見るとわかりますが、場合分けが延々と続いています。場合分けで漏れがあるとoutなので、解答に精緻さが求められます。これって論理的な思考を求めているわけですね。論理的な思考はいかなる学問でも基礎ですから。


 また、現代経済学は数学の塊みたいなものですから、「数学が嫌いだから文系」という考
えで経済学部などに入学してしまうと、悲惨な目にあうこと間違いなし。