ある程度の資格は必要?
Youtubeで、電視観望、ライブなどで検索すると、多くの人が自分の機材で一般向けの星空電視観望会を開催しています。
一言でいうと玉石混合。
星空を一緒に見ていこう、天文ファンを幾らかでも増やそうという意気込みのもの
もあれば、自分が所有している望遠鏡機材を他人に見せたいだけでは?というものも。
もちろん、後者でも望遠鏡機材を漁っている人にとっては貴重な存在なのですが、
星を見てみたいという人にとっては、敷居をいたずらに高くしているだけです。
電視観望会では、星空の星座紹介なり、星雲や星団を順次見ていくという作業になるわけ
ですが、Covid-19下ということもあり、個人あるいは2-3人で運営している場合が多く、
運営進行を上手く考えないと、つまらないモノローグを延々と聞くだけということも。
上記は某サイトの電視観望会で使われた説明シート。
春の大曲線と呼ばれる北斗七星からアークトゥルス~スピカに至る星の配置を説明し、
また春の大三角として、デネブカイトスがなす三角形を星空を写して説明していました
この説明を聞いた時、「デネブカイトスなんていう星の名前、聞いたことないぞ」と。
しし座のデネボラなのでは?とも。
さっそく、web検索すると、デネブカイトスはくじら座のβ星。
秋の夜空の地平線近くに見える星のようで、日本ではあまりなじみのない星のようです。
説明者は、春の大三角形を構成する星として、なんどもデネブカイトスを出しており、
完璧な思い違い。
以前、星空宇宙天文検定を紹介しましたが、春の大三角形を構成する星の名前は、
4級~5級の知識です。まあ初級者の知識です。資格を取れとは言いませんが、
人に説明するのなら、それなりに勉強してから、、、と思うわけです。
私自身、星空観望を再開して、星に関してのいろいろな知識を得たいと思っていて、
Youtubeの電視観望会には重宝しています。
デタラメと評したくはないですが、間違えた知識を受け売りされるのは嫌なものです。
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