焦点距離が決め手
中国産の望遠鏡が値上がりするというので、値上がり前にポチリ。
現時点で保有している鏡筒は、焦点距離短めで「天体が明るく見える」という特徴があります。
星雲とか銀河という天体は暗い天体が多いので、焦点距離を短くして明るい鏡筒にし、
天体の細部まで見えるように配慮しています。
明るさを示すF値は5.6。非常に明るい鏡筒です。
ただしこの選択で犠牲にしたものがあり、それが倍率です。遠い天体は小さいので、
倍率で大きく見えるようにするわけですが、焦点距離が短いと倍率を稼げません。
ということで今回購入は、口径127㎜/焦点距離1500㎜のマクストフカセグレン鏡筒です。
現有機種の焦点距離が400㎜に対して、1500㎜と一気に3.75倍になるので、見た目が随分変わります。
以下はシミレーションアプリで、M1かに星雲の見え方がどう変わるかを見たもの。
現保有のφ72㎜の屈折式鏡筒。
今回新規に購入したφ127㎜のマクストフカセグレン式鏡筒。
上記はあくまでも天体の大きさで比較したもの。
いいことだけがあるわけではなく、新規購入の鏡筒のF値は12。
実際の画像はずいぶん暗くなります。新規鏡筒は万能ではありません。
結局、「明るいけど小さな天体」を狙って見ていくことになります。
対象としては、かに星雲のような超新星残骸と呼ばれるものや、惑星状星雲です。
惑星状星雲は実にカラフルです。
一番左は、こと座のM57、リング状星雲と呼ばれるものです。私が一番好きな星雲です。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。