我々の銀河
いて座A*へ: 天の川銀河のブラックホールへズームイン / Meet Sgr A*: Zooming into the black hole at the centre of our galaxy
我々は天の川銀河と呼ばれる銀河系に住んでいるわけです。
我々の太陽系から2万7000光年離れたところに天の川銀河の中心がありますが、
今までこの中心に何があるのか、わかりませんでした。
2万7000光年も遠くのところにあり、非常に多くの星が手前にあって見通すことが困難でした
だからこそというか、2020年のノーベル物理学賞は、
「天の川銀河の中心部には巨大質量のコンパクト天体がある」
とした説を唱えた科学者が受賞したわけです。
今まで、何があるかわからず、謎だったわけです。
しかし、これは理論的に「巨大質量のコンパクト天体」があるべきだ、としただけで、
確かめたわけではありませんでした。
今回の発表は、
天の川銀河系の中心部には確かに巨大質量を持つ天体(ブラックホール)がある
その天体の直径は一般相対性理論で予測されるものと一致する
そして、その天体は「これだ」と可視化できたわけです。
我々が住む天の川銀河の真ん中に何があるか、やっとわかったということです。
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