ベトナム人が不正な秤でドリアンを売る
英語は何となく文字を見たり発音すると「雰囲気」みたいなものが伝わってくる言葉が
あります。
SNS短文に現われたdodgyも、真っ当な意味ではなさそうだなと感じさせる単語です。
危っかしい、危険な、困難な、安全でない、危い、ずるい、油断のならない
という意味のようで、日本語の訳としてこれら全部の意味を正解として覚えるより、
語感から伝わる雰囲気を理解するべきなのでしょうね。
七人のベトナム人がずるい秤を使ってタイ人を騙したので逮捕されたようです。
ドリアン価格としては150B/㎏でおおむね妥当な価格であると、ニュースは報じています
ただし、細工された秤で計量すると4㎏は4.6㎏に、13.2㎏は15㎏に計量されたとのこと。
ちょっと驚くのは、刑罰の最大は7年の懲役 and/or 28万バーツの罰金であること。
厳罰ですね。
7年の懲役も28万Bの罰金も、強盗殺人でない犯罪では見たことがありません。
我々は、正しい秤で計られていると信じて疑いません。
しかし、歴史を遡れば、時の為政者がまず最初に行うのが度量衡の制定であることを
考えれば、正しくものを計るということは、基本中の基本で、秤の改ざんを例えるなら、
贋金づくりに近い感覚の犯罪なのでしょうね。

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