木陰の鳥
前回のアユタヤへの鳥見行は、「木の枝の下」や木陰の鳥を狙って撮ってみました。
実際、森に出かけると、見晴らしのよい場所以外、木陰の鳥を見るしかないわけです。
見通しが効かないとか、暗いからよくわからないといって、木陰の鳥を避けていると、
鳥との出会いは少なくなるわけです。
でも、いままでの鳥見行では、木陰の鳥を切り捨てていました。
上記写真は大きな木の下で撮影したものですが、偶然、左下のアオショウビンが木の下に
入るところが見え、追いかけていって枝の間を望遠レンズで探り撮りしたもの。
森の中、木の枝を下から見上げて鳥を探す場合、往々にして逆光になり、また当然の如く
暗いわけです。
写真に撮れるかどうか以前に、鳥が探せません。場所が分かれば、カメラレンズを向けれ
ば、それなりの集光力があるので、鳥をレンズに捕らえることができるのですけども。
ある人のSNS。10倍42㎜のバードウォッチング用双眼鏡。
鳥用双眼鏡は非常に高価です。
広視界、色ニジミなし、レンズ歪みなしなど、星用と同じような要求項目がありますが、
「軽い」という項目が鳥用には加わります。
星見は一か所に腰を据え、必要であれば三脚を構えて星空を見ますが、
鳥見は森や林を散策しながら鳥を探します。三脚なしで腕を構えて双眼鏡を覗くので、
重いとブルブル揺れて見づらく、第一、長い時間、構えてられません。
スワロフスキーというと多くの方は宝飾店を思い浮かべるかと思いますが、
こちらは双眼鏡の欧州御三家の中に数えられる、双眼鏡メーカーのスワロフスキー。
円安ということもありますが、これで50万円越え。
鳥用なので重さ450g。同じ程度の星用だと800-900gです。
欲しいかと聞かれれば欲しいですが、私の場合、写真撮影が最終目的なので、
鳥のいる場所さえ分かればよいと割り切れば、ここまで高性能なものは必要ありません。
まあ、半分、負け惜しみですけどね。
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