電子宝くじで、タイ大揺れ
現在、タイではスマホアプリで宝くじが買え、直近データでは全発行額の10%が3日で
完売されたようで、年末までには20%まで発行枚数を増やすとのこと。
これに対して、従来からの街角での販売を牛耳っている悪辣ブローカーたちは、売り子
である困窮者、高齢者、障碍者たちの職を奪うものとして、反発を強めています。
政府主導のもとでデジタル宝くじを担当しているクルンタイ銀行では、
「『ラッキー』ナンバーでないチケットまで販売することができた」と語っているようで、
幸運な番号と言われる普通と同じ配当倍率の宝くじに上増し金額を払うこともなく、
現金正価で宝くじを購入できるのが好評の要因のようです。
長年、購入者は路上で定価80バーツの宝くじにチケット1枚につき90~120バーツを
支払ってきました。
従前も、オンラインで宝くじを購入できましたが、人気のある数字の宝くじを高い値段
設定で売っているだけなので、デジタル宝くじを公定価格80バーツで販売したことで、
状況が一変しました。
ただし、上記、幸運な番号の宝くじをオンラインで販売している業者は、
ほとんど売り上げに変化はないとのこと。
幸運な数字の宝くじを買いたい人はオンラインで割増料金を払って購入し、純粋に
宝くじを楽しみたい人は政府のデジタル宝くじを定価で購入するようになっているようです。
記事では、政府から払い下げられる宝くじを、県知事が裁量で業者を決めマージンを
取って販売し、さらにそれが卸業者に渡され、、、と、まあよくある構図です。
政府の宝くじ部は、従前の6桁の宝くじに合わせて、「No3」と呼ばれる3つの数字を
選択する新型宝くじも販売を、早ければ来年初から予定しているようです。
これにより、違法なギャンブルにお金を使う人がいなくなるとしています。
宝くじ売上げは2022年度上半期で235億4000万バーツの利益を政府にもたらしたとのこと。

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