土星が衝
表題、土星が衝(しょう)…って何よ。私もそう思いました。
土星が見頃、月が土星に接近(2022年8月) | 国立天文台(NAOJ)
「土星が見ごろ、月が土星に接近」とあり、「土星が衝(8月15日)」とあります。
これ、天文学的には正しい表現なのですが、土星を観ようとする人にはちょっと
不親切な表現です
最近、土星がギラギラして見え、確かに、見ごろなんだろうなあ、、、と思っていました。
ただし、月が土星と近く、しかも、数日前に満月だったので、月明りがあって、土星を
見るには適さないなあ、、、とも。
すなわち、土星を見るのなら数日後、月が順次欠けていって、月の出が遅くなったころ、
土星が見ごろになるのだろうと、私は思っていました。
https://www.study-style.com/seiza/knowledge/07-2/
太陽を回る地球と、その他外惑星(火星、木星、土星、、、)を図式化したものです。
外惑星が地球から見て太陽と反対側に来た時、これを「衝(しょう)」といいます。
衝の前後、地球から見て外惑星(今回の場合は土星)は、非常に近くにあり、かつ満月と
同じ状態で、太陽からの光を浴びているため明るく見えます。
なので、衝の時、見ごろになります。
実はこの衝、各外惑星が、順次、衝を迎えることになります。
8月15日:土星が衝
9月17日:海王星が衝
9月27日:木星が衝
11月9日:天王星が衝
12月8日:火星が衝
衝は、厳密にいえば、ある瞬間をいいますが、衝の前後は地球に近くにあり、1か月から数か月間、「見ごろ」となります。


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