皆既月食と天王星
仰角20度以下は厚い大気の層があり、17時44分の月の出はおろか、朧気ながら月が見え始めたのは、皆既状態が終わる20分ほど前。
月が見えたといっても、月本体は暗く、経験値がないというか、いつも使っているISO3600/150分の1秒程度だと、まったくファインダに写ってくれず、ISOを1万以上に上げ、シャッタースピードも1/10以下まで落として、やっと月の姿が浮かび上がりました。
皆既月食中の月と天王星(月の右側)
天王星の掩蔽が今晩あり、タイだと月から出てくるところが観測できます。
月から出るのが18時30分、写真は18時32分。月から出た直後の写真です。
左側が明るいです。
一応皆既月食中なのですが、あと数分で皆既状態から脱するので、地球の影のフリンジ近くにあり、光が漏れて明るくなっています。
皆既後の部分月食中の月と天王星。月の方が天球上での進み方が早いので、どんどん、天王星は月から離れていくように見えます。
何枚も写真を撮りましたが、1/5とかという遅いシャッタだったので、手振れがひどく、使えるのは10枚に1枚程度。出掛けにリモートシャッタを見たんですが、今日は使わないだろと。リモートなら手振れもなく、写真の歩留まりが上げられたのに。
折りたたみイス、バッグ、そしてゴロゴロと、荷物一式を一度で運んできました。
自室を出てエレベータに乗ってここに来るだけなので、実質30mほど移動しただけです
店開きしたところ。
結局、望遠鏡は使わずに、手前のカメラ三脚に望遠レンズを載せて写真を撮りました。
アンドロメダ銀河とか、プレアデス(すばる)などを見ようとすると、北天~東天が見えるここに来るしかないので、こんな感じで観望を行うのだと思います。
カメラだけを持ってここで星を見たことは何度かありましたが、望遠鏡まで広げたのは今晩が初めて。いろいろ不具合が見つかり、次回への反省事項が多々。
写真左手は27階のエレベータホールなので、入れ代わり立ち代わりギャラリー来駕。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。