タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

昨晩の星見

 昨晩はΦ72㎜屈折望遠鏡にレデューサを装着して、L280㎜ F3.9の明るい広視野の望遠鏡に組み替えたもので電視観望。


第1部:20時から22時までは西の空。
 網状星雲に挑みましたが見事撃沈。
第2部:午前2時から午前6時前までは南~南東の空
 前半は冬の銀河の中の散開星団
 後半2時間は、ひたすら、りゅうこつ座η星雲(Eta Carinae Nebula(C92))


 合計6時間ほど電視観望。睡眠時間4時間なのでちょっと体がだるいです。

 昨晩の観望機器一式。
 モニターを別途設置して画像は主としてモニターを注視。

 従前、携帯パソコンの小さな画面の中で、操作データの隙間の小さな画面で撮像を見ていました。電視観望とは名ばかりで、実際は翌日、撮影された画像を見ていただけでした。


 このような形だと、大きな画面で星像が見えますので、まさに電視観望。
 満足感が違います。


 狭いテーブルでの配置やモニターの明るさなど調整事項が見つかりましたが、自室ベランダでの電視観望では、今後、モニターを併用していこうと思います。

りゅうこつ座η星雲(Eta Carinae Nebula(C92))


 午前3時半から見ていましたが、当初の高度は12度で、パタヤの飲み屋街の明るさ丸カブリ。ノイズまみれでどう調整しても星雲が浮かび上がってきませんでした。


 これは最後の1枚、午前5時半のもの。
 中天に満月に近い月があり、地上光あり、そして昇りつつある太陽の薄明ありという状況のなか、ファインダーを覗いても星は一つも見えません、、、でも特殊フィルターを使うと、こんな形で星雲を浮かび上がらせてくれます。

 とも座の散開星団3つ。
 左M46(NGC2437)、右M47(NGC 2422)、右ちょっと上NGC2423(Mel 71)
 M46(細かい星が集まったもの)とM47(大きく見える星の集合)は「南天の二重星団」と呼ばれています。


 仲良く並んでいますが、M46は小さく見える分遠くにあり距離5400光年、M47は1600光年。距離の遠近で星の見え方が当然違ってきます。ちなみにNGC2423は6000光年。


 電視観望の合間に月面の撮影。
 夜半からコンドミニアム屋上を越えて、南面拙宅側に顔を出します。
 ベランダに月の日差し(?)が射してきて、ああ月が出たなと。
 月は西側に出てくるので、電視観望ではなるべく南東側を見るようにすると、月の明るさの影響が軽減されます。