午前中から、夕方には水星を撮るんだと、力を入れて機材整備。
　ただし空模様には勝てず、最初に金星が出ましたが、雲の中に沈み、灯台の光のように点滅して見えます。
　水星も出て来ましたが、水星も雲でゆらゆら揺れて、こちらも点滅。
　比較的金星の方が雲の中でも明るく光っているので、水星が明るくなった瞬間にシャッターを切る形で総計120枚。

　上記が満を持して撮影に臨んだ水星(上)と金星(下）です。
　星はキッチリと写っていますが、これが何だ、といわれそうな写真ではあります。

　準備万端で撮影機材も超豪華で臨みましたが、昨夕より雲があり、また絵柄的にはホテルのシルエットと光点が二つという、ちょっと味気ないものに。

　こちらの原本、実は昨日投稿したものと同じ写真のものを使っています。
　星の写真撮影の場合、「撮って出し」する人はほとんどいません。
　ノイズを取ったり、色味を調整したり強調したりと、様々加工を加えます。

　実は昨日の投稿写真は撮って出しに近く、特に水星が判然としないものでした。
　今日改めて天体用の現像ソフトで背景を引き締め、星を強調し、ノイズを低減した結果、水星が夕焼けから浮かび上がってきました。