メシエマラソン
今年もできなかったメシエマラソン。
毎年3月中旬から4月初旬。360度開けた場所で、日の入直後から明け方まで、1700年代、パリ天文台長であったシャルルメシエが作成した110の天体をリスト化したメシエカタログ所載の天体をすべて見る、、、というのがメシエマラソンです。
数年前まで、このメシエマラソン、思い立ったからすぐできるというものではなく、日ごろから望遠鏡や双眼鏡で星空に親しみ、特に時間のかかる天体の導入について、技術習得していないと、時間だけが過ぎ、結局「完走」できないようなものであったそうです。
ところが、昨今、自動導入機材が広く一般化したので、画角を広めにしておけば、簡単なセッティングでもほぼ100%、画角内に天体を導入できるようになっていることから、110天体と言ってもすべてを追いかけてみていくということ自体、労力は要らないようです。
あとは、
・望遠鏡の画角をどう設定するか、、、狭くして天体を大きく見ようとすると一発導入の難易度が上がる。
・「天体を見た」というだけなのか、数分でも露光した写真を撮影するのか
が問題になる程度です。
メシエマラソンは多くの方がチャレンジしていて、周回する天体の動きを予測して、日暮れ時には西の空で早めに沈んでしまう天体を見て、あとは順次東から昇ってくる天体を見ていくという手順をとればよいようなのですが、今年は機材不調もありチャレンジできず、、、
少なくとも土地が開けていないと、西の空に沈む天体、東の空から昇る天体を取りこぼすので、これから1年掛けて、来年はぜひ、メシエマラソン完走を目指したいと思います
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