彼らが掲げているのは徴兵検査失格証。
　徴兵検査に失格する要件はいろいろあるようですが、いわゆるLGBTの人たちは✕です。
　
　タイはごく普通にLGBTの人たちがいて、自分たちの性的内面を隠さずに、服装、髪型、言葉遣い、､､､男性なのに女装したり、女性なのに男っぽく装ったりと、レストランやショップに行けば数人はそういう人たちが働いています。

　ただし、差別なく受け入れられているかといえばそうではなく、公務員とか軍隊では✕です。

　タイは原則国民皆兵ですが、適格者のなかから抽選で採用が決まります､､､だから100％の人が兵役に就く必要はありません。
　軍隊は短期徴兵の人もいますし、そのまま軍隊に残り、永久就職してしまう人もいます。

　タイは依然として貧しい国なので、公務員として確実に給与がもらえる軍人は、それなりに人気のある職業でもあります､､､
　ということで軍隊としても、規律が保てなさそうな人は失格させる余裕があるわけです。

　この時期、全国で徴兵検査が行われますが、今年も例年のように失格者報道。
　徴兵検査はどんな服装で行ってもいいようで、もともとこういう人たちは、軍隊に入りたいとは思っていないので、精一杯着飾って検査におもむき、失格証を貰って喜ぶわけです。