中国人 パタヤで新興宗教を立ち上げ不法労働
中国政府は、(新興)宗教に対して厳しい態度で臨んでいるというイメージがあります。
宗教、特に新興宗教は現状に不満を持つ人たちが救いを求めて集まるわけで、すぐに反政府的な組織に変わってしまうからなのでしょうか、、、、
そういった中国政府に受入れられない新興宗教組織がパタヤに来て開業。
パタヤの一番南に接するサタヒップのナジョムティエン地区を拠点にしていたとのこと。
ソーシャルメディアで宗教的信念を投稿する形で「布教」が行われ、「獅子王国連邦」を名乗り、巨額な布施と交換する形で「獅子王国通貨」なるものを頒布していたとのこと。
「通貨」を得れば長寿となり万病を退散させる効能があるとしました。
また自らの「正当性」?を示すために国連旗を掲げていたようです。
写真にうっすらと写っていますが、中国伝統の衣服をまとって信者に接していたようで、中国本土の人たちなのか、あるいは中国出身でタイに土着した人たちなのか、信者に対して神秘的霊的な雰囲気が醸し出されるように装っていたみたいです。
彼らはタイで不動産会社を興しその取締役になっていました。
多分そうしないと「教団」の不動産が取得できなかったのだと思います。
現時点で彼らが逮捕されたのは「形式的な犯罪」で、外国人が会社の取締役になるためには労働許可書を取得しなければなりません。労働許可と納税はペアなので、彼らは納税を怠っていたことになります。
また逮捕された5人の中国人の内2名は観光ビザでの入国のようで、同じく観光ビザのままでは労働は出来ないので、不法滞在という逮捕名目になります。
タイ政府としては「新興宗教だから逮捕する」とは言えないので、現時点ではあくまでも形式犯での逮捕ですが、今後捜査が進み「資産をだまし取られた」みたいな申し立てが出れば、一段すすめた捜査が行われるとのこと。
現時点では国外退去になるので、残された教団資産はどうなるのか?
多分、教祖が国外退去になれば「騙された」として資産を取り戻す動きになるのでしょうし、プラスアルファの罪名で国外退去のみならず、10年程度以上の国内立入り禁止措置などが課されるのだと思います。、、、その後、彼らが中国でどのような罪になるのかは不明。
黄金の獅子王国通貨
黄金の「獅子王国連邦」パスポート
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