タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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結構いいお値段の太陽望遠鏡

 太陽望遠鏡は高いですね。
 今回私が購入したのは上記グラフの一番左端のものです。


 太陽観察に熱心に取り組んでいる人たちの機材を見ると、60㎜か80㎜クラスが使われています。大体がダブルスタックを使われているようなので、上記グラフでカウントしていない備品類を加えるとざっくり100万円以上はかかる感じです。



 日本に代理店がある太陽望遠鏡はLuntとCoronadoがあり、共に米国メーカー。
 上記グラフは必要最低限の構成で購入した場合の費用を口径を横軸にして記載したもの。


 口径が大きくなると値段も高くなるという一般の望遠鏡と同じようなグラフになります。
 ただし上のグラフでは口径と価格が直線的に増えているのが新しい発見。


 望遠鏡の口径はレンズの面積に置き換わり、これは口径の2乗で増えていくので、一般の望遠鏡では放物線的に価格上昇していきます。太陽望遠鏡の場合、Hα線のみを観測するため、屈折望遠鏡で大きな問題となる色収差補正に金を掛ける必要がないためと思われます。


 ここでシングルスタックとダブルスタックと2種類が記載されています。
 太陽光線をプリズムで分光すると様々な光の成分に分かれますが、太陽表面の活動を見るためには、Hα線という水素のスペクトル線のみを選択的に観測する必要があります。
    Hα線の波長656.3nmの光だけを選び出す作業/機構がスタックというもので、シングルは1階層、ダブルは2階層でスタック作業を行えるというもの。ダブルスタックだとより狭い波長幅に絞り込んで観測できるというもの。


 一応、価格表にはシングルとダブルが並んでいますが、小口径の場合は別として、一般的にはダブルスタックが選ばれているようです。


 私自身の今後の計画では、
・星の見えない時期である雨季は、昼間に太陽を見て無聊を慰める
・秋以降の寒季に合わせて大口径望遠鏡を購入して銀河星雲観望に備える
 というものです。


 もっともお安いクラスの太陽望遠鏡を購入したわけですが、いろいろな先輩方の資料を見ると廉価版ながらそこそこの太陽面観察は出来るようであります。
 ひょっとして太陽観察にのめり込んで、より高価な太陽望遠鏡を買う仕儀になるのか、神のみぞ知るという状況。