昨晩の月 ASI533MCP使い始め
昨晩は、少々薄雲の中、9時過ぎに東の空に月が昇り、先月の一時帰国で購入した2台目の星雲撮影用カメラで月を撮影。
カメラを変えただけ、撮影の流れ的には今まで通りなので問題なく撮影できると思いましたが、いやいやどうして。撮影時も手間取り、撮影後も手間取り、、、です。
通常、1000枚撮影して1ファイルにまとめますが、昨晩は7000枚以上撮影して6000枚以上をdrop(捨てて)、1000枚1ファイル完了。
原因はセンサーが大きくなってデータが増えたため、カメラ→パソコンへのデータ転送に時間がかかり、結局、撮影しても送れないので、データは捨てられるだけ、時間は通常の7倍かかっているわけです、、、
同様に撮影後、パソコンで現像処理しますが、たった4ファイルの現像に、3時間くらい?かかりました。これも標準設定で現像してしまうと、データ数が多いため時間がかかるようです。
星雲撮影だとマイナス15℃まで冷却しますが、昨晩はマイナス3℃程度、冷却まで時間がかかるので見切り発車気味に撮影開始。カメラに触ると熱を持っていたので本来は冷え切るまで待つべきなのでしょう。
なお分単位の星雲撮影と比べると月撮影は1/1000秒のオーダーなので熱ノイズの影響はすくないです。
このカメラは所有するカメラでは初めの正方センサーのカメラです。従前は横広センサーなので撮影対象によって向きを考える必要がありましたが、星雲だと四方に広がることが多いので構図が取りやすくなります。
昨晩の撮影機材、Φ102㎜鏡筒を使用。
従前の星雲用カメラだと広角すぎ、また小天体向きのカメラだと半月を過ぎると画角からはみ出ましたが、大きなセンサーなので、1枚撮り可能となります。
月なので横着してファインダー無し。
赤道儀でGo To Moonと指示するとほぼほぼ月方向に向きますが、おおよそ北側に向けて設置するだけなので、当然ずれます。接眼部に何も挿入せずに直接望遠鏡を覗くと月の光が上下左右どちらかに淡く見えるので、これを見ながら望遠鏡を動かすと月が入ってきて、この段階で低倍率接眼鏡を入れて再度同じようにして月を芯に入れ、その後、天体カメラ、、、と。
風よけに三脚の足を短くしているので、フロアに座って望遠鏡を覗き込みながらの調整になります。
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