検疫施設 虫だらけのマット
今後、国境が開放されたとしても、どこからタイに入国するかによって、その後の14日間の検疫生活は天と地の差があるようです。
以下の状況を見ると、バンコク一択、だと思います。
ナラティワート県はマレーシア国境に接した、タイ最南端の県です。
陸路国境が数か所あることと、タイ帰国を待つタイ人が国境地帯に滞留しており、1日当たり300人程度に帰国者の数を制限していることから、密航者も毎日100人規模に上ります。
無事に入国できたとしても14日間の検疫が必要となるため、県管理の検疫施設に送り込まれることになります。今週の火曜日には、ナラティワート県でCovid-19感染者が発生もしています。
その検疫施設をTV取材した状況が報じられていました。
曰く、虫がたくさんいて、電気がない。
①提供されたマットレスには虫がたくさんついている
記事の写真は布でマットレスを叩き、虫をふるい落としている状況のようです
②扇風機が提供されたが、電気コードを接続するコンセントがない
③炎天下の道路わきにあるテントでできた検疫施設に入れられた人もいる
④Koreaから帰国した人は運動競技場の湿気のある窮屈なテントに隔離された
検疫施設には2種類あり、国管理検疫施設と、地方管理検疫施設です。
上記の検疫施設は後者に当たるものです。
今までは、スワンナプーム、ドンムアン、ウタパオの3空港で、国外から航空機で帰国する人たちを受け入れていました。この人たちはバンコクあるいはパタヤ近郊の国家管理検疫施設に送り込まれました。
バンコクやチョンブリでは、大学寮や全国チェーンのホテルが検疫のために使われています。スワンナプームから検疫を嫌って160人ほどが逃げ出したという事件がありましたが、この時は懲罰的に海軍基地の施設が使われました。
陸路で入国する人たちが地方管理検疫施設に送致されています。
プラユット首相は、海外で帰国を待つタイ人を早急に帰国させるべく、3空港以外の地方国際空港でも帰国タイ人を受け入れるように指示していますので、国際便のあるチェンマイとかハートヤイなどに空路帰国する人たちは、その地の地方管理検疫施設に入ることになります。まあ、大都市なら問題はないでしょうけど、、、

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