手順前後で悪手となる
将棋で、左側から攻めていく際に、まず右側の歩を突いてからその後左側を攻めるか、あるいは左側を攻める途中で右側の歩を突くかという手順を検討した時、結果的に自陣の盤面状況は同じようになる場合がほとんどなのですが、よくあるのが手順前後というもので、まず右側の歩を突くことが相手側の牽制になり、左側からの攻めが厳しいものになる、、、ということのがママあるようです。
昨晩の星見はまさに手順前後のオンパレード。
望遠鏡とカメラのセッティングは前夜からのままで、赤い天体を倍率を高めて見てみるという計画でした。
目論見としては、長焦点のΦ102に比較的広角のカメラをつけ、フィルタはQBPⅢ(赤い星雲に最適)を付けて準備したわけです。
HomePositionとして、望遠鏡は真北に向けていますが、西の空に金星が見えたので、金星でピントを合わせようと左回りで金星を導入。ここで問題が発生。
上の図は午後10時ごろの南天の空。赤い線が子午線(真南)になります。
① 赤い星雲は図の黄色い丸印の辺りにある、、、午後10時頃には南東の空にある
② 拙宅から南東の空は光害が激しく、可能であれば銀河が子午線を跨いで南西に来てからの方が銀河を見るにはよい。
③ 午後10時時点で南西の空にあるのは星団や銀河で、赤い星雲専用のQBPⅢは不得手。
要はいろいろ段取り替えが出てきて、最初の段階でよく考えないと手間ばかりかかることになります。
日本からは見づらいので和名はついていないようです。
さそり座の散光星雲です。
カタログ上の名前はいろいろあって、IC4628あるいはOCI 999.0またはCed 137b。
また散開星団NGC6231に付属している散光星雲という扱い
英名だとPrawn Nebula(エビ星雲)。
パッと見て確かにエビに見えるのですが、「どこが、、、」と反問されると返す言葉がありません。
C82 NGC6193 RCW108 Cr310 Ced136b、vdB Ha 195
さいだん座の散開星団に付随する星雲、赤い星雲と散開星団は重力的に相互作用を及ぼしあっているとのこと。
暗黒星雲(宇宙に漂う塵等が光を遮断しているもの)が深く切り込んでいます。
これはもうちょっと時間をかけて撮影したいと思っています
さそり座の尾の近くにある彼岸花星雲 OCI1016
M104 ソンブレロ銀河
これは倍率とフィルタが合っていません。
それでもまあまあ写るということが分かったので、次回は適切な倍率でかつフィルタも合わせます。
さそり座のC76、NGC6231 散開星団です。
この星の周りに赤い星雲がまとわりついているはずなのですが、うまく写っていません。
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