太陽観察改良
雨季なんですが、不思議と昼間に晴れ間があり太陽観察だけは2日に1度程度は出来ています。
使いやすさとか観察目的に応じて機材は数日おきくらいで入れ替えています。
天頂プリズムは光路を直角に曲げるものです。
太陽観察/撮影では接眼部に大型なものを取付けるため、天頂プリズムを用いずに光路をそのまま直線に伸ばすと、望遠鏡のお尻方向が重くなりバランスが取れなくなります。
結果として天頂プリズムで折り曲げ、望遠鏡の長さがいたずらに長くならないようにしています。
上の写真は天頂プリズムを用いたものですが、ここではΦ31.7㎜(1.25インチ)のプリズムを使っています。コンパクトですし画像の問題も少なそうなのでしばらくこれを使っていましたが、プリズムを取付ける入口部と出口部がΦ1.25インチに絞られるため、固定が十分でないようで、回転してしまったりグラグラすることも。
ということで大型の2インチサイズの天頂プリズムに入れ替え。
望遠鏡のお尻は2インチサイズで、従前はこれを1.25インチに絞ってプリズムを付けていたものを、今は2インチサイズのままプリズムが付き、太陽観察用アイピース(赤と黒の円筒形状のもの)が付いています。従前は2インチ⇒1.25インチに絞るリングを入れていましたがこれが不要になり、それだけでも固定度が増したように思えます。
頑丈さがどれだけ向上したかは不明ですが、少なくとも見かけ上は剛性が高まったように見えます。
太陽の即時観察、太陽全球写真撮影用に使用しているΦ40㎜太陽望遠鏡。
望遠鏡の黒い筐体に光輝くところが見えています。これはファインダーで、直径6㎜ほどの円形の曇りガラスで、ここに太陽が見えるように入れ込むと本体に太陽が導入されていることになります。
写真は接眼鏡にLeXtremeというHαフィルタを付けたもの。
大径の太陽望遠鏡だと、UV-IRカットフィルタを取付けるよう推奨されています。
このΦ40㎜は小径なので特段フィルタを付ける必要はないのですが、昨日は、フィルタ有無しを調べました。
昨日は時に雲がなくなり、遮るものなしに太陽が見える状態でした。
① フィルタなし:特に視野中心部で太陽面が光り輝き「美しい」のですが、ジワジワ目が焼かれるような感じがします。
② UV-IRカットフィルタ:太陽中心部での白飛びするような明るさが一部残る
赤外線もカットされるので目には良さそう。
、、、赤外線は見えないのでフィルタ有無しを目で確認することはできません。
③ LeXtremeフィルタ:フィルタなしの白飛びするような明るさがなくなり、赤外線もカットされる
問題点/課題として、フィルタは一種の鏡状になってほとんどの光を反射するので、見口側から入った光が反射して見える
++++
PC上で見る天体カメラを通した画像については、違いがよくわかりません。
露出とか感度を適宜帰るので、フィルタの有無し/種類での違いが明確にわからないからです。
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