知っている男の逮捕
見知っている男が、夜間外出禁止令で逮捕されました。
夜12時前、ソイブアカオでセダンを運転する外国人がいて、警察が検問をしようとすると猛スピードで逃げ出し、ソイブアカオ市場の駐車場内に逃げ込んだところを警察が取り押さえました。
夜間外出禁止令下では外出が許可される旨の書類を示さないとダメなところ、その外国人は自分の身分を示すものを一切提示することなく、また警察からの質問にも答えようとせず、「自分は重要人物で、有名人である」と主張、逮捕されパタヤ警察署に連行されました。
パタヤのボクシングジムでトレーナーをしているとのことで、写真を見ると「あいつか」。
Covid-19に配慮して集会の自粛が最初に打ち出されたころ、バンコクで有名な2か所の競技場でムエタイ(タイボクシング)の大会が強行されました。ともに陸軍直轄の施設でした。
ムエタイ観戦は単にボクシングを見るというのではなく、賭けの対象になっており、大きな金が動くので、陸軍も開催を強行したのだろうと、非難されました。観戦者から感染が発生し、ムエタイに行った者は名乗り出るよう、再三、呼びかけがありましたが、自ら名乗り出るものは少なく、かつ、観戦者はタイ全土に散らばり、タイ各地で2次感染を引き起こしました。家族には仕事といってバンコクに行き、賭け事をしていたので名乗りづらいのだろうとは、あとで聞いた解説。
ムエタイ、タイボクシングはタイで最初のCovid-19の集団感染源となり、多くの人間が唾を飛ばしながら応援し、人々が接し合いながら金を渡し合う、、、という状況であり、競技場、ジム等関連施設がすべてが閉鎖され、練習/競技も禁止、現時点で再開のめどが立っていません。
300Yドラビングレンジに行く際、裏道経由だとMax Muay Thai Stadium Pattayaの横を通ります。決まった時間帯に通るわけではありませんが、いつも誰もいないリングサイドで、椅子に寄りかかって座っている体格のいい西洋人がいました。
たしかに、ムエタイの世界では有名なのでしょうし、重要な役回りを果たしていたのでしょうが、ムエタイが禁止されている状態では、目的を失ったかわいそうな男でありました。
外出禁止時間帯は午後10時から午前4時まで。違反すると、最高2年間の懲役または100,000バーツの罰金あるいは両方が科せられる可能性があります。
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