見よ、勇者は帰る
ひょんな具合で、「西郷隆盛の最後」をちょっと調べることになり、銃弾を受けて死を覚悟し、最後5日間ほど鹿児島城山の洞窟にいた時に、官軍が西郷に聞こえるように音楽を演奏したとのこと。
・ショパンの葬送行進曲
・ヘンデルの音楽劇「マカベウスのユダ」の中から「見よ、勇者は帰る」
二つの曲とも多分どなたでも旋律を聴けば、「ああの曲ね」というものです。
どう見ても死しかない西郷に向けて葬送行進曲を演奏して聴かせたというのはどんなものかなと思いますけども。
後者の「見よ、勇者は帰る」は明治7年海軍運動会で初演された曲で、軍楽隊のレパートリーだったそうですので、西郷も何らかの機会に聴いていたものだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Qi8MaUBMINY
音楽系は版権があるので、支障のなさそうなものを選びました
ちなみに英語原題は、See, the Conqu’ring Hero Comes!
「帰る」ではなくて「来る(きたる)」なんですよね。
私の一人勝手な思い込みですが、「帰る」というとどこかへ帰ってしまうという感じなのですが、原題では帰るは帰るでも「還る」なんですよね。
実際、「見よ、勇者が還る」という訳もあるようで変なところで一安心。
ちなみにこの曲は表彰状授与式等で使われることから「得賞歌」とも呼ばれるそうです。
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