タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイ首相 覚せい剤は一粒から✕ 大麻は禁止薬物指定へ

 タイ首相は公衆衛生省に対し、メタンフェタミンは1錠でも所持している場合は不法所持とし、大麻については以前のように麻薬として指定するよう省令改正を命令しました。
 
 首相は各地を視察し、現地で国民の意見を聞き、多くの地域社会の住民が麻薬に対して危険を感じていることを痛感したとのこと。


 ここに至る前、如何にもタイ的な紆余曲折があり、メタンフェタミン5錠所持までであれば違法所持でないという見解が示された段階で、「じゃあ5錠までならいいのだろう、、、」と5錠一度に服用して錯乱状態になったおバカさんがいたようです、、、


 大麻に関してはもっと大きな二転三転があり、前政権下で連立政権を成立するため地方政党を引き込む際に、その政党の公約だった大麻解禁を政府として採用しました。
 そして公衆衛生省みずからが大麻の「健康的な療法」みたいなものを広めようとしたのですが、青少年を中心に大麻喫煙が大きな問題となり、国民全体で拒否反応が出て現在に至るという流れ。


 前政権下の大麻推進政党は現政権でも連合政権下にあり、その公約はどうなっちゃったの?


 大麻推進政党としては、大麻を解禁すれば農民に新しい商品作物を提供できるので農民経済が潤うという主張だったのですが、蓋を開けてみれば安価な海外製大麻がタイに流れ込み、大麻解禁で大規模な投資をした農民たちの多くが大損したようで、現時点では大麻を禁止薬物に戻すことに反対していないようです。