孤独を、清閑をお与えください
平塚らいてうさんって、明治19年生まれ、昭和46年卒なんですね。
随分とご長命であり、私と同じ時代を生きた人なんだ、、、と
私は教養主義という言葉にあこがれて、大学時代は岩波文庫をすべて読んでやろうというような意気込みで、本の種別なく乱読していました。
平塚らいてう評論集は書店で手に取ることはしたものの、ついには未読。
その評論集から、
神様がなんでもお前のほしいものをやるとおっしゃったら、
わたしはためらうことなく申します
孤独を、清閑をお与え下さいと
いま どれほどの多くの人たちが
無意味な仕事に忙しい日を送っていることでしょう
この評論が書かれた時期を調べきれていません。
ただし、平塚さんの活動時期を考えれば大正から昭和10年代頃
その頃の人たちも「無意味な仕事に忙しい日々」を送っていると思っていたのでしょうか
現代よりはゆっくりとした時代だったのでは?と思うものの、
忙しさは相対的なものだし、人間の慣れより世の中の動きが早ければ、それはそれでいつでも忙しさを感じるのかな、とも。
私自身はリタイヤの身なので、少なくとも忙しさは感じません。
でも、いまでも朝起きた瞬間に「寝坊した、、、」と思わずヒヤッとして、ああそうだ会社に行かなくていいんだと思うことがたまにあります。
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