1500バーツ以下の空輸品にも課税?
現行では1500バーツ以下の輸入品について免税となっています。
個人が輸入する場合、
① amazon等の通販会社からの個人輸入
② 日本留守宅等からの空輸
がありますが、
タイ財務省は、1,500バーツ未満の輸入品に対する現行の付加価値税(VAT)法を改正する提案を閣議に提出するとのこと
趣旨としては、免税範囲の中で国内業者が受ける不利益を是正するというもの。
例えば日本では10%の消費税がかかりますが、観光客が日本で購入してそのまま国外に持ち出せば消費税は掛かりません。あるいは申請すれば還付されます。
輸出品には輸出国側での付加価値税は課税されないわけです。
タイ在住の個人が輸入する場合、例えばamazonなどの場合だと商品購入時点でタイ輸入時にかかる税金を前払いする形で支払います。
また日本留守宅等からの免税点以上の空輸品だと、自宅には配送伝票だけが届き、郵便局等に物品を取りに行く必要があり、郵便局で輸入税を支払って物品を受取ります。
仮に上記のような税制改正が行われた場合、amazon等の発送側で前払い徴収するものについては下限値が無くなるだけなので、物品を購入する側としては増税にはなるものの輸入する手間は変わりません。
一方で日本留守宅からの空輸品で免税点が撤廃されると、例えば書類など金額換算不能の物以外、例えば少量の古着で無価値なものでない限り、課税されることになります。
また「個人利用」と記入すれば回避できるのかどうかは不明です。
例えば食料品などを日本から空輸する場合もあると思いますが、伝票に市場価値を記入してこれが免税点以下であれば、郵便局に出向かなくてもよかったわけですが、今後はすべて郵便局に行って、税金を支払って受け取る,,,ということになるのかもしれません。
ちなみにカメラなどの場合、税率は40%です…
ウェブサイト等で調べると、課税対象は輸送費も含めてとのことで注意が必要です。
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