三脚ドーリーの完成
赤道儀のホームポジション、すなわち北極星方向に鏡筒を向けたところ。
拙宅は南南西に向いているので、初期状態で外側ではなく内側に鏡筒が向くことになります。
この段階で三脚は手すりの際まで押し付けています。ベランダに庇がありますので、望遠鏡はなるべく前側に出した方が、仰角を大きく取れるからです。
ただしそうすると鏡筒のお尻の部分が手すり上部と干渉することになります。
この鏡筒だとぶつかってはいませんが、この後Gotoで天体を導入する際に、鏡筒先端は持ち上がり、反対に鏡筒のお尻は下がるので手すりに干渉し、放置すると望遠鏡全体が転倒することになります。
よって手摺側に三脚を押し付けて水平出しをして赤道儀/鏡筒をセットした後で、30㎝ほど手前側に望遠鏡全体を引きずり出し、その位置でGotoして鏡筒が南天方向に向いた時点で、再度手摺側に引き寄せます。
三脚先端はゴム製でなので滑らかに引き出すことは出来ず、望遠鏡も不安定な状態での横移動になります。
今回作成したT字型三脚ドーリーに乗せた望遠鏡。
この位置で最初の水平出しや北極星方向に向けるなどのセッティングをします。
GOTO前に手前側に引き出します。
T字の下にはキャスターが付いていて、一方向にしか動かない形になっているので、goto後に手摺側に押すと元の位置に戻ります。
ドーリー手前に木片がありますが、固定用のクサビです。
ちなみにドーリーで下駄を履かせた形になっているので、ドーリーに載せた時点で10㎝ほど手すりから離れることになります。
鏡筒が高いと仰角が狭まるので、実際の使用に当たっては、三脚の長さを今よりも短くして手すりギリギリになるように調整することになります。




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