タイではよくあること
チェンマイで400年前の仁王像を上から石こうで塗り重ね新造の仁王像に作り変えてしまったとネット住民が非難しているとのこと。
これ、美術史とかに全く興味も知識もない職人がやってしまった、、、、よくヨーロッパの片田舎で素人さんが改変してしまったとしてニュースになりますが、そういったものと思われる人も多いと思いますが、これはタイ政府の古美術を管理監督する官庁の指示によって行われたものです。
ちゃんとした美術史専門家がこういった「修復が妥当」として判断し、政府の予算で行われたことなんです。
まったく信じられないことなのですが、タイの文化財行政はこういうrベルなのです。
この神像については美術史上非常に貴重なものである、、、という点を、古美術担当官庁は理解しているわけです。
一方で寺院は今後の信仰のためには新しい像が欲しいわけです。
結果、こういう「修復方法」になってしまいます。
タイではごく一般的な修復法です
タイではよくあることです。
日本ならどうするか、、、
・これ以上の損壊を防ぐために祠等を整備して雨風等を防ぐ
・現物は博物館等に移設したうえで、新しい像を作る
、、、、くらいでしょうかね。腕や足を付けることはないと思います。
というか、日本でも近代以前において、こういう仏像の作り変えは行っています。
タイではまだまだこういった「修復方法」が世間的に受け入れられています。
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