ケンタウルス座の「ハダル」　青白い星とありますが、光害地パタヤなので青白く見えるかな､､､色までは定かにわかりません

　今日も先ほどから驟雨で星空は見込めませんが、5月頭にごくわずか晴れた期間があって、望遠鏡を組み立てて南天を見るとハダルが出ていました。

　これは19時半、南天を見ています。
　ケンタウルス座の馬の前足に見えるアルファケンタウリ（ケンタウルス座のα星）とハダル（ケンタウルス座のβ星）が並んで見えます。
　さすがパタヤでもこの二つの星は明るく見えて、水先案内人というか灯台の光というか、星空を見る時の良い目印になります。

　望遠鏡を操作していると目標天体が子午線の東か西かで望遠鏡の動きが真反対になるので、ハダルを見ながら「西の天体だから見よう」「東の天体だからもうしばらく待とう」などと天体を見る順番を決めています。

　北緯13度のパタヤでのハダルの南中高度は23度31分。
　東京の北緯は35度なので、パタヤとの緯度の差は22度。

　差し引くとハダルの東京での南中高度は1度30分なので、まあ見えないのでしょうね､､､
　ちなみにアルファケンタウリのパタヤ南中高度は23度なので、これまた東京へは不可視
　日本だと奄美以南であれば見えるそうです

　ちなみに「明るく輝くリギル・ケンタウルス」とあります。
　リギルとはアラビア語で「足」という意味らしく、まさに馬の前足で光り輝く星。

　とにもかくにも星空が見えないと何ともならないのですが、南国では南の空に見える目立つ星ではあります。