スープに蠅が、、、どう思います?
バンコク周辺県でレストランのスープの中にハエが入っていたので店主に声を掛けると、スープからハエを掬い出して、そのまま手元に戻ってきたとのこと
客が文句を言ったところ、新しいスープが出てきた
この記事で店の主人は「だから何なの?」という態度だったとのこと。
大ごとになったので店の主人は冗談なのにと言い繕っています。
でも店の主人としては今でも「だから何なの、ハエぐらい、、、」という気持ちなんだと思います。
ついこの間、カオヤイに行った時のこと。
宿近くの市場で夕食を探したのですが、ちょっと異様でしたね。
惣菜の上に扇風機が2つ見えますがハエ除けです
店番がビニール袋を付けた棒を左右に振っています、スピードがあって白くぶれています
あらゆるところにハエがいて、市場の屋台の人もハエを追い払っている人ばかり。
一応、ハエを追う素振りをしていますから、ハエが食べ物に集ると衛生上よくないと思ってはいるのか、あるいはハエが多いと客が来なくなるのを恐れているからか、、、要は、タイの田舎なんて、まだまだこういう状況なのです。
記事のクレームのあったレストランが立地とか、平均客層とか、形態とか、どういうレベルものかは明らかにされていませんが、店で衛生にちょっとでも手抜きをしていれば、調理場にハエはやって来るでしょうし、料理に紛れ込むことはあるのでしょう、、、
ところが一方で、センタンなどの高級スーパーやBIG-Cやmakro程度でもハエはいません。消毒が徹底しているのでしょうし、客の思惑をよく理解しているのでしょう。
タイ人でもそういう店でばかり食材を買っていたり、またそもそもタイ人の多くは自ら調理をせずにレストランから調理済みの惣菜を購入していますので、ちょっと高いかもしれませんが、衛生観念の行き届いたレストランから食べ物を買っていれば、ハエ混入の食材など滅多にないのでしょう。
クレームを言った人も店の主人も、ごく普通のタイ人でありながら、「住む世界が違う」だけなのだと思います。
日本でも多分昭和20年とか30年代は、衛生上それほど良くはなかったのでしょう、、、それを国民全体が意識を高め、ハエにしろネズミにしろ、いやネズミはどこのレストランでもいるかな?、、、ともあれ、目に付くところに出てこないようになっていますよね。
そして食べ物に仮にハエが混入していたら、平謝りで即座に交換しますよね。
買い手と売り手のレベルがズレてしまうと記事のようなやり取りになるのでしょう、、、
たぶん、クレームを言ったタイ人も10年前はごく当たり前に許容していたのでしょう。
衛生観念をようやく身に着けた人間だからこそ、そのレベルに達していない売り手を見ると一種の正義感もあってSNSで拡散してしまうというところでしょうか。
、、、私ですか、、、さすがに料理にハエが混じっていたら嫌ですね。
でも毛嫌いするかといえば、そうでもありません。
田舎だから仕方ないと思うだけです。
ベトナムでもカンボジアでも田舎の市場に行けばごく普通にハエで真っ黒になった豚肉が並んでいます。
冷蔵庫などない田舎の料理屋では、そういう肉をハエ除けネットで覆って調理に使っています。目にすることがないだけで、料理にも紛れ込んでいるのでしょう、、、
そういうのが嫌なのなら、田舎など旅しなければいいわけですし、田舎に行っても高級ホテルを渡り歩いて、ちょっと割増の料理を食べていればそんな思いはしなくても済みます。
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