タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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堪能、タイトル挑戦権獲得

 日本時間の午前10時から始まった将棋、棋聖戦挑戦者決定戦。
 9時間45分後、藤井七段の勝利で、棋聖戦番勝負初挑戦、初のタイトル挑戦、史上最年少、、、が決まりました。

 斎藤前王座、菅井前王位、佐藤前名人、そして永瀬二冠を破ってのタイトル挑戦、おめでとうございます。
 次はいよいよ渡辺棋聖との五番勝負(先に3勝した方が棋聖位)、来週月曜日が第一戦になります。


 今日はABEMAが放送してくれましたが、200万人がTVを見ていたようです。


 いやあ、はらはらドキドキ。いつもは時間が無くなってハラハラなのですが、今日は後手番で先手永瀬拓矢二冠が相掛かりを選択、始終、微妙な差ではあるものの藤井七段のマイナスが続きました。どこかでどちらかが間違えるとすぐに大差がつくような綱渡り的な勝負勝負が続きました。


 最後、永瀬二冠の悪手を捕らえて形勢逆転。
 通常だと、藤井七段はここからどんどん一直線にリードを広げていくのに、今日は、AIが示す評価値が、プラスマイナスを行ったり来たりでドキドキでした。


 永瀬二冠とはこの後すぐ王位戦でも挑戦者決定戦でぶつかりそうな状況で、初対戦ながら徹底的にやってしまえと思っているのか、いつもならAIが示す最善手をどんどん指していくのに、今日は(あえて)指さずに、遠巻き遠巻きに永瀬二冠の攻め駒を攻略していきます。攻める駒がなければ自玉は安全になり、最後相手玉を詰ませばよいわけですから、、、とは思っていても、評価値が逆転すれば見ている側としては堪ったものではありません。


 お互いに4時間の持ち時間でしたが、対局では最大1時間以上藤井七段の持ち時間が少なくなり、この時はまだ藤井七段の若干のマイナス。残り20分残り15分といつものように時間が少なくなっていく状況。ただ永瀬二冠が1時間を超える大長考で悪手というか緩手、、、消極的な手を指してしまい、形勢逆転。


 その後も永瀬二冠はどんどん時間を消費し、お互い15分程度の持ち時間で並び、最後は永瀬二冠が先に秒読みに。このころには大勢は決していましたが、それでも永瀬二冠の全ての持ち駒を機能不全にするまで手を緩めず、最後の最後、もう諦めましたと形だけ藤井玉を攻めたのを機に、藤井七段が一気に永瀬玉を詰みに行き、11手詰めが表示されてThe End.


 いつまでも、何かにハラハラドキドキしていきたいです。