双眼装置の組み立て
望遠鏡に双眼装置を取付けようとすると、前面レンズと接眼レンズの間に双眼装置が入るため、合焦位置より接眼レンズが後ろに移動してしまいます。このため接眼レンズを内側に移動させないとダメなのですが、望遠鏡の鏡筒は双眼装置を前提としていないので、接眼レンズを内側に移動してもあるところで打ち止めになってしまい、結果としてピントがあいません。
今回、Φ103㎜アポクロマートレンズ鏡筒を新たに購入しましたが、この鏡筒は鏡筒を分割できるようになっていて、具体的には100㎜ほど鏡筒が短くなります。
双眼装置が入ることによって後ろにずれる量がおよそ100㎜なので、鏡筒を分割して短くすれば、ほぼそのままの位置でピントが合うことになります。
いつもの調子でガチャガチャ触っていれば鏡筒を短くできるだろうと試みましたが、何としても分割できず、改めて取説をWebからDLしてみると、
② まず接眼部を取除く
③ その後鏡筒バンドを前面側に移動する
④ この段階で鏡筒を回せば、ねじ込みが外れ鏡筒が短くなる、、、
この手順で作業すると無事、鏡筒を100㎜みじかくできました
ファインダーと主鏡筒の芯を地上風景で合わせ、天頂ミラーで光路を折り曲げ、双眼装置を取り付けて、ちょっとバタバタしましたが無事合焦。
ただし、全体的に見て天頂ミラーが小さすぎて、クルリンパすなわち双眼部が重いためくるッと回転してしまいます。
2インチサイズの大型天頂ミラーに入れ替えると、各部位がしっかりと固定でき、まずまず。
細かい問題というか課題はまだ残っているのですが、これでとりあえずは天体を双眼視することができます。
実際には月とか星団等を双眼で見て調整していくことになります。
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