4月メーホンソンの天体撮影処理(4/12分)
もともと今年冬の計画として、星見遠征に行った際の成果は軽く処理するものの、本格的な画像処理は夏のヒマな時期に取っておこう,,,というもの。
星の写真処理には何段階のかの処理からなっています
・現像 :RAWとして保存している画像を見える形にする
・ノイズ処理:シャッターノイズ、望遠鏡レンズの歪み、センサーのノイズなどを取除く
・合成:現場で多数枚撮影した同一条件の画像を重ね合わせて、撮影時のノイズを消す
・調整:明るさ、色合いなどを調整する
現時点で星雲の処理には3つのソフトを使っていますが、どのソフト共に上記一連の作業ができるとしていますが、処理時間/種々のハードル/仕上がり具合の違いがあって、どのソフトをどう組み合わせて行うかを今日も検証。
はくちょう座の網状星雲 NGC6992他
網状星雲は超新星が爆発した残骸(超新星残骸)で、多分、この中心辺りで超新星爆発があって、四方八方立体的に広がっているものです、、、現在、広がっているところ。
各部分部分ごとにNGC番号という星座識別番号が振られていますが、有名どころは、左側のNGC6992と右側のNGC6960 通称「魔女のホウキ」
この日は遠征最終日で、これ以前に撮影していたはくちょう座網状星雲の部分をまとめて1画面に入れるべくΦ72㎜の画面に押し込んでいます,,,ので右端の魔女のホウキがちょっと欠け気味。
いて座の干潟星雲M8と三裂星雲M20
これも前記網状星雲と同じ画角で撮ったため、1枚に収めています。
同じ素材を使っても画像処理ソフトごとで違った色合いになり、結局ソフト3種類並べてみてどれがいいかというような感じ。また同じソフトを使ってもその時の気分で「これがいい」となるので、一つの素材から何種類もの成果品が出来ます。
天体写真の世界では、どれが真実ということはありません。
はくちょう座の北アメリカ星雲NGC7000
非常に大きな輝線星雲で、本来であればもうちょっとセンサーサイズの大きなカメラで撮らなければなりませんでしたが、北アメリカを寝っ転がしてギリギリ収めたもの。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。