一枚の写真
この1961年、昭和36年の1枚の写真が論争の原因。
パッと見て、昭和30年代の東京の風景なわけです。
如何にも昭和、しかも30年代、オリンピック前,,,と言って私には記憶すらない時代風景
議論はこの写真キャプションに「元日」と書いてあること。
発端は、この写真は元日ではない、、、というコメント。
まあ確かに、
・晴れ着を着ていない
・バスが見えるが日章旗を交差した昔ながらの祝日祝賀がない
・正面の工場の煙突から煙が出ている
これに噛みついた女性がいて、
①この頃の工場は年中無休、三勤交代、1年365日24時間工場が止まることなかった
②下町は土日もなく始終工場系の車両で渋滞していた
③下町は働く人ばかりで正月など祝う雰囲気はなかった、、、と
この女性、①を言いたかったようで、②もまさにそうなのでしょうが、③はいささか言い過ぎで、自説を主張するばかり。果ては昔話が延々と述べられます,,,
ある人が、こういう写真は仮に撮影日が1月15日でも、何らかのフォーマットで登録される際に月初、この場合であれば1月1日と登録されることがあり、あとから見れば元日に撮影された風景となってしまう場合がある,,,とも。
多分そうなのでしょう、写真を扱う人だと一度は経験したことのあるようなお話。
私自身は、正月なのに街の中に1本の日章旗が飾られていないのが不思議で、バスもそうですが、昔は祝日になれば各戸で国旗を飾ったものだと思うし、何より門松くらいは年末から飾られ、それこそ松の内には門松があったはず。
また一般の自動車も前面側に松飾を飾ったもの、、、、
ともあれ、まだ論争は続いているようですが、多分議論している人たちって70歳以上の方々なんだと思うのですが、もうちょっと冷静になれないものなのでしょうかね?

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